なくてはならない存在

 経営者や人事担当者の方と話していると、時々「この人がいなければ業務が回らない……」というお話をしばしば耳にします。  そんな時、私は決まって「本当にそうでしょうか。実際その方がいなくてもなんとかなるんじゃないですか?」と問いかけます。  考えてもみてください。その方がいなくなってしまうと、現場はそれなりにバタバタし、従業員たちへの負荷も増える。ひょっとしたら取引先やお客様へ迷惑をかけ... もっと読む

臓器たちは語り合う

 体の中は驚くほど美しく、騒がしい。これはNHKスペシャル『臓器たちは語り合う』の中でのワンフレーズで、観た後の私の感想も全く同じものとなりました。放送自体は2年前ですが、何回か再放送されているので、ご覧になられた方もいるかもしれません。  最新科学が、従来の常識を覆して「体中の臓器が互いに直接メッセージをやりとりし、情報交換することで私たちの体は成り立っている」という事実を明らかにしました... もっと読む

学力の概念

 2019年度の実施を最後に大学入試センター試験が廃止され、2020年度から大学入学共通テストへ移行することとなり、今年度が最後のセンター試験になります。だいぶ昔のことになりますがセンター試験当日、大雪のなか試験会場へ向かったことが思い出されます。  三人の子を持つ親としては今回の大学入学共通テストへの移行に関する報道などに自然と関心が向いてしまうのですが、移行されるに至る背景として、先行き... もっと読む

変化への対応

 人々のライフスタイルは大きく変化し続け、以前の常識は通用せず、逆に以前は常識でなかったことが今は常識となったことも多い時代になりました。  「十年一昔」という言葉がもはや死語同然となった現代。AIをはじめとするテクノロジーの進化は目覚ましく、もはや三年一昔、いや一年一昔とも言える世の中です。身近なもので例えると、今さらですがスマホの普及とそれに伴うSNSの発達でしょうか。世界中の人々が言わ... もっと読む

コスパ至上主義

 最近、コストパフォーマンスを重視する人(特に若者)が増えているそうです。日本語で言えば「費用対効果」でしょうか。コスパと省略されることも多いですね。  生粋の関西人である私も、非関西人には理解し難いといわれる「安い値段で買った自慢」をすることもありますので、コストパフォーマンスが良い/悪いについては比較的意識的であると思うのですが、それにしてもコスパ至上主義と言えるような行き過ぎた考え方は... もっと読む

未来に基準を置く

 日々、いろんな事業所を訪問させていただいていますが、最近ふと気付かされたことがあります。それは、業績を伸ばしている社長は「夢を語る」という共通項があるということです。もう少し突っ込んで言うと、大切なのは夢の内容というよりは時間軸の着眼点。つまり、「過去」ではなく「未来」を基準にして、「現在」行うべき行動を選択しています。  Martin Heidegger(マルティン・ハイデッガー)という... もっと読む

選ばれる国

 先日、東京の代々木公園で開催されたベトナムフェスティバルに行ってきました。このイベントはベトナム政府が唯一、国外での開催を公認する国家交流フェスティバルで、日本とベトナムが「相互協力」の関係をより強固にすることを基本方針としていて、開会式には駐日ベトナム大使や安倍昭恵夫人など多くの政府関係者も出席されていました。  なぜこれ程までにベトナムとの「相互協力」に力を入れているのかというと、日本... もっと読む

常識

  常識のある人、常識のある行動・言動、非常識な人、非常識な考え、etc.  「常識」の意味を調べると次のように書いてあります。 社会を構成する者が有していて当たり前のものとなっている、社会的な価値観、知識、判断力のこと。また、客観的に見て当たり前と思われる行為、その他物事のこと。(Wikipediaより)  私は常識には二種類あると思っています。 ひとつは法的に拘束されている常... もっと読む

多様性

 例えば、何かのアンケートで性別を選ぶ欄があったとしましょう。従来であれば「男」「女」の2択しかなかったものですが、最近ではそこに「その他」や「回答しない」という選択肢が加わってきているようです。    選択肢が増えている背景にはLGBT等の性的マイノリティへの配慮があります。日本でもここ数年で一気にLGBTに対する理解が進んできており、様々な場面で「これまでにはなかった」選択肢があ... もっと読む

生き方に合わせた働き方

 イチロー選手が球界を引退しました。世界最多安打をはじめ様々なタイトルを獲得した同選手ですが、彼の野球に対する向き合い方をご存知でしょうか。小学校卒業時の作文でプロ野球選手になることやその過程の成績、契約金の目標額まで具体的に明記していたことは有名ですね。小学校高学年の時には既に年間360日は猛練習をしていたということですが、そういった努力や目標に対する真摯な態度が、数々の大記録を生み出したのでし... もっと読む