厚生労働省より、令和7年度の地域別最低賃金額改定の目安についての答申が取りまとめられました。目安どおりに各都道府県で引上げが行われた場合の全国加重平均額は1,118円となります。この場合の全国加重平均の上昇額は63円(昨年度は51円)となり、昭和53年に目安が始まって以降の最高額となります。
(ランクごとの目安)
各都道府県の引上げ額の目安は、Aランクが63円、Bランクが63円、Cランクが64円となっています。
※都道府県の経済実態に応じ、全都道府県がABCの3つのランクに分類
Aランク | 東京・埼玉・千葉・神奈川・愛知・大阪 |
Bランク | 北海道・宮城・福島・茨城・栃木・群馬・福井・新潟・富山・石川・山梨・ 長野・岐阜・静岡・三重・兵庫・滋賀・京都・奈良・和歌山・島根・岡山・ 広島・山口・徳島・香川・愛媛・福岡 |
Cランク | 青森・岩手・秋田・山形・鳥取・高知・佐賀・長崎・熊本・大分・ 宮崎・鹿児島・沖縄 |
今後は、この答申を参考に、各都道府県労働局長により地域別最低賃金を決定されます。
引き続き、最新の状況を確認しながら、対応を進めていきましょう。
■参考リンク:
厚生労働省「令和7年度地域別最低賃金額改定の目安について」