そういうものだ。

支店長コラム

 皆様、新年あけましておめでとうございます。
 
 本年も、社会保険労務士法人協心スタッフ一同、四方笑顔の精神のもと、百年企業づくりのお手伝いをして参りたいと思います。
 
 さて。リーダーであるあなたが、日頃忙しく頑張ってくれている従業員たちをねぎらい、また団結力を高めるために従業員の家族も招待したバーベキューパーティを企画するとします。ところがそのうち数名が何かと理由をつけて当日欠席をしたとしましょう。
 
 「折角皆のためを思って企画したのに、不参加なんてけしからん!」
 
と、そんな風に思う必要はありませんよというお話をしたいと思います。
 
 有名な2:6:2の法則では、あらゆる組織(もちろん蟻も人間も含まれます)の構成員は、上位2割の生産性が高く、続く6割が標準、下位2割の生産性は低いとされています。
さらに面白いことに、下位2割をすべて排除したとしても残った2と6のメンバーが2:6:2に再編成される(残ったメンバーの中から下位2割が改めて生まれる)というのです。
 
 それが組織の自然な姿だとするならば、クリスマスパーティに数名が参加しない状態は、極めて健全な姿だと思うのです。
ちょっと極端な言い方をするならば――全員が雁首揃えて参加するのは宗教団体か、独裁政権ぐらいだということです。
 
 最近組織のマネージャー論を考える機会が多いのですが、この2:6:2の法則というのは忘れてはならない極めて重要な考え方ではないかと思っています。
 
 私達人間も、動物の仲間。自然界の法則には逆らうことができません。
 
 経営者やリーダーの方々の胸には様々な熱い想いとアイデアがあるでしょう。そして部下たちを動かし、組織を良い方向へ導いていこうと懸命に努力していることでしょう。
そんな中、自分の意に反した人々が現れたとき、
 
 「ま、そういうものだ。」
 
と割り切ることができず、“異分子”だとみなしてその人々を切り捨てたとしても、残ったメンバーのなかから、また第二、第三の“異分子”は生まれてくるものだ、ということは覚えておきたいですね。

 

兵庫支店長 増尾 倫能