社会保険労務士法人 協心

協心グループ

先を見据える

支店長コラム

 幼少期の頃から定期的に体験してきた避難訓練や防災訓練。訳も分からず周囲の人に合わせて行動してきた経験が積み重なり、大人になるにつれていつの間にか単なる行事ごとのようになってしまった人も少なくないのではないでしょうか。

 人は過去の経験から多くのことを学びます。大きな失敗をすれば防止策を練り次こそは失敗しないようにと備えますが、これは何も自身の経験に留まらず、家族や友人、職場、はたまた事が大きくなればなるほど全く知らない他人の経験でさえそうさせるものです。ですがこれらはあくまでも誰かが経験してきたことに基づくものであり、経験したことがないことに向けての準備というわけではありません。

 猛威を振るっている新型コロナウイルスですが、緊急事態宣言が全国規模となった今、各企業は非常に厳しい状況に置かれています。業種が限られるにせよ、これを機にテレワークを導入するところも増えてきましたが、先にも記した通り未経験なことに対する準備ができている企業はごく少数で、尚且つ緊急度もMAX。設備を整えようにもそもそもその道に精通している人が必要、さらに関連商品は完売もしくは品薄状態と阻害要因もMAXといった状況です。無論私自身も例外なくこういった知識はほぼゼロ。現在テレワークが出来ている環境を整えてくれた仲間に感謝すると同時に苦境に立たされているクライアント先を守るために最善を尽くさねばと身が引き締まる思いです。

 今回は外出自粛要請及び休業要請からの突発的な対応に迫られていますが、まだまだ終息の目途が立っていない状況です。現状をどう乗り切るかに重点を置いているとはいえ、おそらく今の対策では賄えない部分も出てくるでしょう。

 常に5年先、10年先を見据えて事業運営をすべきだと言われていますが、この言葉の一般的な解釈に加えて、「いつかは分からずとも起きれば大変なことになるような出来事」への準備も見据えて対策を行わなければならないと感じています。ある程度仕事が回せる環境が整っている今だからこそ、考え得る障害を考察し先手を打っていく必要があると危機意識を高めているところです。


 

福岡支店長 城戸 康行

カテゴリー

アーカイブ

プライバシーポリシー 個人情報の取り扱いについて