労働者派遣と請負、出向の違いを教えて下さい

労務Q&A

Q:労働者派遣と請負、出向の違いを教えて下さい
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A.
●労働者派遣
派遣元事業主が自己の雇用する労働者を、派遣先の指揮命令を受けて、この派遣先のために労働に従事させるものを指します。
 
【派遣契約の特徴】
・完成責任はない
・瑕疵担保責任はない
・指揮命令権は発注者(派遣先)
・その他労働者派遣法の制約を受ける
 
●請負
労働の結果としての仕事の完成を目的とし、注文者はこの仕事の完成に対する報酬の支払いを約するものを指します。注文主と労働者との間には指揮命令関係を生じません。
 
【請負契約の制約】
・完成責任がある
・瑕疵担保責任がある
・指揮命令権は受託者
 
【発注者(注文者)側】
・指揮命令権はない
・完成物の明確な定義(要件定義等)が必要
 
●出向
出向元だけでなく、出向先とも労働契約を結び、かつ指揮命令権も出向先にある上で、次の4要件のいずれかの目的を有しているものを指します。原則は、出向元と出向先での金銭のやり取りが発生しません。
 
・労働者を離職させるのではなく、関係会社において雇用機会を確保すること
・経営指導、技術指導の実施すること
・職業能力開発の一環として行うこと
・企業グループ内の人事交流の一環として行うこと 等
 
労働者派遣・請負については、下記より詳細が確認できますのでご参照下さい。
厚生労働省 「労働者派遣・請負を適正に行うためのガイド」
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000078287.pdf