労務管理の重要性

支店長コラム

 労働基準関係法令違反に係る事案が公表されています。法令違反の内容は賃金未払いや36協定違反、安全衛生に関することなど様々。公表内容には企業名も含まれていますので、労務管理の重要性が高まっていると感じます。

 

 来春卒業する大学生を対象にした面接などの採用選考が6月1日に解禁され、大学生の就職活動が始まります。人手不足と感じている企業が多いことや景気の改善を受けて採用数を増やす企業が多いと見られていますので、今年も売り手市場となりそうです。「残業時間」や「年間休日数」、「有給休暇の取得率」といった労務面をアピールする企業が増えたことも今年の特徴ではないでしょうか。私が就職活動をしていた時代の企業の決まり文句は「あなたの頑張りを正当に評価します」といった人事評価に関するフレーズが多かったように記憶しています。採用で用いられるフレーズはその時代を映した鑑なのでしょう。

 

 労務管理を強くするためには「お金をかける」ことと「手間をかける」ことしか方法はありません。億劫になりがちな勤怠集計ですが、お金をかけて勤怠システムを導入することも一例です。これにより集計ミスが防げることはもちろん、解釈を誤ってしまいがちな法令もクリアになります。このケースで言えば、生産性を向上させるための設備導入により法令順守だけでなく、集計に費やす労働時間も圧縮することに繋がります。

 

 お金をかければ全て良し、というわけではなく、当然ながら手間をかけることも大事なファクターです。労務管理は「ヒト」に関することですから、最終的には「ヒト」がなさねば労務管理はままなりません。たとえば労働基準法。「これは合法」「これは違法」ということは調べればすぐに解決できます。ただし、これを従業員に説明するときに「これが法律だから」と言って片付けることは可能でしょうが、はたして理解は得られるでしょうか。法律論をかざすことが労務管理担当部署の仕事ではなくて、法律を柔らかく伝え従業員に理解を促し、今後も継続して気持ちよく働いてもらう。これが労務管理担当部署の仕事だと思います。そのためには多少なりとも法に精通し従業員の働きぶり等々を理解することが必要で、そのために費やす時間が「手間」となるわけです。この「手間」は労務管理には絶対に必要なことであり、避けては通れません。

 

 弊社が掲げている「百年企業づくりのお手伝い」、この「手間」となってしまう部分を我々がサポートさせていただきます。

 

福岡支店長 木村 和人