こんにちは。社会保険労務士法人協心の松村です。
11月下旬、気温も非常に低くなり、秋の終わりを感じますね。後一週間もすれば、師走到来。
由来の通り、走り回る忙しさかもしれませんが、共に頑張ってゆきましょう。
それでは「ヒトの芽コトの芽」はじまりです。
<今回号のコンテンツ>
- 1.人事ニュース 「高卒新卒の36.9%、大卒新卒の31.2%が入社3年以内で離職」
- 2.ブログ 「男性育休が当たり前の時代!?」
- 3.支店長コラム
- 4.おすすめ書式・リーフレット
1要チェック! 人事ニュース ≫≫≫
● 高卒新卒の36.9%、大卒新卒の31.2%が入社3年以内で離職 ●
新型コロナウイルス感染症の影響が長引いたこともあり、コミュニケーションを図ることが難しく、社員教育が困難になるというといった環境変化が起きています。
【内容】
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1.高卒・大卒の就職後3年以内の離職率
2018年3月の卒業者の就職後3年以内の離職率は下記の通りです。
高卒の新規学卒就職者:36.9%(前年は39.5%)
大卒の新規学卒就職者:31.2%(前年は32.8%)
2.業種別の就職後3年以内の離職率
最も高い業種は、宿泊・飲食サービスで、続いて生活関連サービス業・娯楽業が高くなっています。
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▼全文はこちらから
http://contents.kyoshin.group/view.php?page=news_contents_7193
■参考リンク
「新規学卒就職者の離職状況を公表します」(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177553_00004.html
2ブログ ≫≫≫「男性育休が当たり前の時代!?」
若い男性社員が多い会社の社長さんから相談がありました。
社長
「男性育休って最近よく聞くね。まだ、何か申出があったわけではないんだけど、うちの会社は20代後半から30代の男性社員が多いから、該当者でてきそうなんだよね・・・」
私
「そうですね。女性に比べれば男性の育児休業取得率はまだまだ低いものの、増加傾向です。厚生労働省の調べによると、2020年度の男性の取得率は12.65%と前年度の7.48%から急増しています」
社長
「僕の時代では、男が育休なんて考えられないんだが…。今はもう1割以上もいるのか。」
私
「そうおっしゃる経営者の方は正直多いです。ただ、政府も2025年までに『30%達成』を目標にかかげていますから、今度どんどん取得率は上がっていくでしょうね」
社長
「30%はすごいなあ。最近は、ほとんど共働きだしなあ。時代に取り残されないよう対応していかないといけないね」
私
「はい。生活や仕事に対する考え方は大きく変わってきていますし、ワークライフバランスを重視する人は増えています。会社選びの基準に育児休業制度の充実をあげている女性は多いですが、今後は男女ともに、そうなるかもしれませんね」
社長
「確かに、30代とかの働き盛りの社員に、辞められるのは辛いなあ。」
私
「ちなみに、育児休業中、賃金は無給となりますが、雇用保険の育児休業給付を受けることができます。また、社会保険料は会社、自己負担ともに免除となります。女性の場合と一緒ですね。」
社長
「そうか。無給だし社会保険料も免除になるんだったね。」
私
「はい。また、男性育休の場合は助成金を活用できるかもしれません。当社でも最近よくお問合せいただくのですが、【両立支援等助成金出生時両立支援コース(子育てパパ支援助成金)】という助成金です」
社長
「なんだか難しそうに聞こえるんだけど…」
私
「そんなことはありませんよ。端的にいいますと、まずは男性社員が育児休業を取得しやすい〈職場風土づくり〉を行っていただきます。具体的には男性労働者に向けた育児休業に関する研修の実施や、資料配布ですね。」
社長
「ふーん。資料配布ならすぐできそうだな。」
私
「はい。次に、実際に対象となる男性労働者が出生後8週間以内に開始する連続14日(中小企業は連続5日)以上の休業を取得すれば、申請ができます」
社長
「なるほど。どうせ取得させないといけないんだったら、逆に助成金を活用して制度促進していきたいなあ。結局そうしたほうが人も集まるでしょ。」
私
「おっしゃるとおりです。上手に助成金を活用して、よりよい職場環境づくりを目指しましょう」
2022年10月から男性の産後パパ育休制度もはじまります。今後ますます男性の育児休業は普及していくでしょう。今後、女性社員同様、育児休業制度が整備されているかどうかが会社選びのポイントとなってくるかもしれません。
助成金を上手く活用して、よりよい人材の確保と流出を防止しましょう。
※参考(厚生労働省)
「2021年度両立支援等助成金のご案内」
https://www.mhlw.go.jp/content/000756789.pdf
「令和2年度雇用均等基本調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/71-r02.html
3支店長コラム
今回は、福岡支店長によるコラム 「自分と比べる」
4おすすめ書式・リーフレット
今回のおすすめリーフレットは、
「令和4年1月1日から健康保険の傷病手当金の支給期間が通算化されます」です。
https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/000857062.pdf
令和4年1月1日から、傷病手当金の支給期間が通算化されます。これにより、出勤に伴い不支給になっていた期間の傷病手当金を延長して受けられるようになりますので、確認しておきましょう。
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私は夏よりも冬のほうが好きです。冬場のしんみりとした空気感とでもいうのでしょうか、それが自分に合っているなぁと感じるのです。暖色よりも寒色が好きだったり、作品の登場人物はは熱血系よりクール系のが好きだったり、そういったものの影響も少なからずあるのかもしれませんね。
(松村)
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