こんにちは。社会保険労務士法人協心の松村です。
梅雨入りを迎え、ジメジメとした日が続いています。
気温も更に上昇しているため、熱中症対策に細心の注意を払い、
その上で感染症予防対策も行うように意識することが大切です。

それでは「ヒトの芽コトの芽」はじまりです。


<今回号のコンテンツ>

  1. 1.人事ニュース 「労働保険の年度更新期間の延長と納付猶予の特例」
  2. 2.ブログ    「同じ『休業』でも違う『休業』」
  3. 3.支店長コラム
  4. 4.トピックス   「新型コロナウイルス対応関連情報」
  5. 5.おすすめ書式・リーフレット

1要チェック! 人事ニュース ≫≫≫

● 労働保険の年度更新期間の延長と納付猶予の特例 ●

新型コロナウイルスの影響を踏まえ、年度更新の申告・納付期間が延長されています。
また、労働保険料の納付が困難な場合に利用できる特例も設けられています。

【内容の一部】
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1.労働保険の年度更新期間の延長
  2020年度については、2020年6月1日から8月31日までが、
  労働保険料の申告・納付の期限となっております。

2.労働保険料等の納付猶予の特例
  納付猶予の対象となる労働保険料は、
  2020年2月1日から2021年1月31日までに納付期限が到来しているものが対象です。
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▼全文はこちらから
http://contents.kyoshin.group/view.php?page=news_contents_6446

■参考リンク
厚生労働省「新型コロナウイルス感染症関連情報」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10647.html

ブログ ≫≫≫「同じ『休業』でも違う『休業』」

非常事態宣言が解除され、久々にある建築業の会社に訪問の運びとなりました。
建設業界は比較的コロナ禍の影響は小さいと言われることもある業界ですが、実際にはやはり苦しんでおられるご様子です。


「ようやく非常事態宣言も解除されましたが状況はいかがですか。」

社長
「社員一丸、なんとか持ちこたえているってところでしょうか。ただいわゆる第2波、第3波が…なんてことになると、次は一部の社員には休んでもらわなければならないかもしれませんね。」


「そうですか。その時は雇用調整助成金の申請など、お手伝いができると思いますのでおっしゃってください。」

社長
「ええ、よろしく頼みます。もし休ませるとなったら、流れとしては、えーっと、ちょうど先日〇〇が労災で休んだときに最初の3日分を支給したのと同じように、休業日に休業手当を出してやればいいんですよね?」


「あ、いや。それはちょっと違います。社長のおっしゃる労災の、というのは労基法76条の『休業補償』で、働きたくても働けない状態になったことに対する補償のことです。一方、今回のお話は26条による『休業手当』。働く意思があるけれど会社の都合で休んでもらうことに対して支給されるということで、紛らわしいですが意味が異なるのです。」

社長
「なるほど。ん?でも平均賃金の6割以上を支給するという点ではどちらも同じことですよね。」


「給与計算時にお気をつけ願いたいこととして、休業補償は非課税所得なので所得税の対象になりません。また労働保険の対象でもないので、雇用保険料も非対象です。当然年度更新で申告する労災保険対象賃金からも除外ということになります。一方で休業手当は給与所得ですので課税対象で、支給額に対して雇用保険料も控除していただかなければなりません。」

社長
「そういうことなんですね。聞いてなければ同じように計算するところでした…。休業してもらうような状況にならないのが一番ですが、もしものときはあらためて色々教えて下さい。」

日本ではひとつ山を超えた感がありますが、まだまだ油断することはできません。
企業としては事業を継続するにあたって、次に起こるかもしれない事態を想定して臨む必要があるでしょう。従業員を休業させ、雇用調整助成金を申請するのも一つの方法です。
お困りごとがあれば何でもご相談ください。

※参考:労働基準法 - e-Gov法令検索 - 電子政府の総合窓口(e-Gov)
http://u0u1.net/ZCrD

支店長コラム

今回は、福岡支店長によるコラム 「選ばれる企業へ」

トピックス ≪新型コロナウイルス対応関連情報≫

特例措置に関する下記のリーフレットが6月12日に公開されました。

▼新型コロナウイルスの影響を受ける事業主の方へ
~雇用調整助成金の生産指標が比較しやすくなりました~
https://www.mhlw.go.jp/content/000639186.pdf

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■特設ページ【新型コロナウイルス対応関連情報】で最新情報を発信中■

協心WEBサイト  http://kyoshin2022.kir.jp/wp/news/covid-19/

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おすすめ書式・リーフレット

今回のおすすめは、リーフレット
「算定基礎届の記入・提出ガイドブック(令和2年度)」です。


https://www.nenkin.go.jp/oshirase/taisetu/2020/202005/0520.files/guide.pdf

令和2年度の算定基礎届の提出期限は7月10日(金)です。
標準報酬額の算出方法や算定基礎届の記載方法、提出にあたる注意事項等が記載されております。
実際に手続きを行うに先駆けて確認を行い、提出に備えておきましょう。

また記入に係る基本的な事項や提出方法などについての説明動画もありますので、そちらも合わせてご活用下さい。
https://youtu.be/Bd5H6VzVOq4

編┃集┃後┃記┃
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コロナウイルスの影響により、楽しみにしていたライブ公演が中止になりました。
残念な気持ちもありますが、ライブ映像の限定公開や生配信等、
Youtube上で普段は見ることのできない一面が見れるのは良いですね。(松村)
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