こんにちは。社会保険労務士法人協心の寺西です。
梅雨らしく、蒸し暑い日が続いています。梅雨時期の主役といえばアジサイ。
美しいグラデーションが雨の季節に清涼感を与えてくれますね。
それでは「ヒトの芽コトの芽」はじまりです。
<今回号のコンテンツ>
- 1.人事ニュース「本格的な夏到来!熱中症の予防対策」
- 2.ブログ 「LGBTは身近な存在?」
- 3.労務Q&A
- 4.おすすめ書式・リーフレット
1要チェック! 人事ニュース ≫≫≫
● 本格的な夏到来!熱中症の予防対策 ●
梅雨の晴れ間や、梅雨明けの時期にはまだ身体が暑さに慣れていないため、熱中症に特に注意が必要です。厚生労働省の「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」では、7月1日から7月31日までが重点取組期間とされています。
【内容の一部】
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1.熱中症の定義
2.実施期間の取り組み
キャンペーンの実施期間は、5月1日から9月30日までです。
この期間に求められる対策とは。
3.重点取組期間の取り組み
実施期間の取り組みに加え、重点取組期間に取り組むべき内容とは。
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▼全文はこちらから
http://contents.kyoshin.group/view.php?page=news_contents_5774
■参考リンク
厚生労働省
「令和元年「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」実施要綱」
https://www.mhlw.go.jp/content/11303000/000509931.pdf
厚生労働省
「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」
https://www.mhlw.go.jp/content/11303000/000509933.pdf
2ブログ ≫≫≫ 「LGBTは身近な存在?」
最新の調査によると「LGBT(セクシャルマイノリティの総称)」の割合は約9%(11~12人に一人)、「LGBT」という言葉の浸透率が約7割でした。
この結果から「LGBT」の割合も増加しているようにも感じますが、社会における認識や理解が進み、自認・公表しやすい環境となったと言えるのではないでしょうか。
今回は飲食店を営む社長の奥様よりご相談がありました。
社長奥様
「どもども、お元気そうで!暑くなってきましたな。」
私
「おはようございます!今日は特に暑いですね、夏が本格化してきました。」
社長奥様
「ホンマによ、日焼けするから勘弁してほしいわ~。ま、そんなことはおいといて、実はですね。」
私
「はい」
社長奥様
「記事でLGBT層の方が約10人に一人ほどいてはるっていうのを読みましてん。うちの会社では社員からまだそういった話を直接聞いたことはないねんけど、割合から考えたら、そのことを抱えながらも頑張ってくれてる社員がおると考えるのが普通やと思うんよ。」
私
「そうですね。見えていないだけで、いらっしゃると考えて頂いた方が良いかと思います。」
社長奥様
「職場やと特に言いにくいやろけどね。その記事でも『LGBT当事者がいるという前提で、対応を考えておく必要がある』と書かれてましたわ。そこで是非とも今後どうしようかを相談してみようと思いましてん。」
私
「そういうことなのですね、承りました。LGBTの方々の中には、本来の思いや考えを思うように言えず、周囲と話を合わすことへのストレスを抱えている方が沢山いらっしゃいますので、否定されず理解してもらえる、居場所があると感じ取れる職場の雰囲気や環境づくりが大切ですよね。」
社長奥様
「なるほどなるほど。具体的にどうしたらええかな?」
私
「具体的な対応で申し上げますと、性的思考や性自認に関することで当事者が不快な思いをする言動はセクハラ、パワハラ等に該当しますので、就業規則のハラスメントに関する条文にその旨を規定化することも挙げられます。」
社長奥様
「ほうほう。それはもうすぐ規則一式を見直しするから、その時に一緒に規定化できそうやね。」
私
「そうですね。あと、社内研修も有効だと思います。職場環境でも大きく影響する当事者の上司や同僚の理解が進みますし、当事者の方々には、会社が寄り添おうとしていることを感じて頂けると思います。」
社長奥様
「確かにそうですわな。ええな!」
私
「御社は大多数の社員さんが店舗で接客されていますし、研修内容は現場でも良い影響や顧客満足度の向上にもつながる可能性もありますので、前向きに検討頂ければと思います。」
社長奥様
「ホンマやな、やっぱ流石やわ~。そこまで考えてなかったわ。社長にもすぐにやってみるように言ってみますわ。ありがとう!」
私
「こちらこそ、ありがとうございます。引き続きよろしくお願い致します。」
「Questioning」という自身のジェンダー(社会的性別)や性自認、性的指向を探している、迷い、揺れ動いている状態の方を含めた「LGBTQ」と表現されることも増え、「性の多様性」がより広がりを見せています。昨今では、LGBTQ当事者の人格を否定するような言動を無意識にしてしまうことのないよう、留意することが肝要とされています。
3労務Q&A
Q.退職者に交付する源泉徴収票について、「平成」表記のまま交付して良いですか?
A.問題ありません。
4おすすめ書式・リーフレット
今回のおすすめは、パンフレット
「平成30年度税制改正(平成30年4月発行)」から『個人所得課税』の抜粋です。
https://www.mof.go.jp/tax_policy/publication/brochure/zeisei18/zeisei18_01.pdf
平成30年度の税制改正により来年度から変わる基礎控除や給与所得控除について、わかりやすく図解入りで解説されているものをご紹介します。
働き方の多様化を踏まえ、働き方改革を後押しする等の観点から個人所得税の見直しが行われます。来年分の所得税から適用されますので、意識しておきたいですね。
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2019年も後半戦突入。協心でも労働保険の年度更新、算定基礎届の提出と7月10日
期日の集計作業がピークを迎えています。次の大きな集計といえば年末調整!
ということで少し早いですが、来年から変わる所得税の改正を取り上げてみました。(寺西)
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発行元:社会保険労務士法人 協心 ≪東京・大阪・兵庫・福岡≫
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