社会保険労務士法人 協心

協心グループ

意識に届ける

支店長コラム

 想像してみてください。皆さんは新しい車を買おうとしています。今まで10年以上乗り続けてきた国産車ではなく、今回は思い切って輸入車にしよう、その中でもイタリアの高級車マセラティが気になり始めています。ある日何気なく通勤のために駅に向かって歩いていると、黒いマセラティが1台通り過ぎていきました。その翌日、お昼休みにランチを取るために会社を出たところでまた1台今度は白のマセラティがコインパーキングに停まっているのに気付きました。そのうちあなたはこう思います。

 「あれ?マセラティに乗る人、急に増えてる?」

 いえいえ、そんな急にマセラティがあなたの目の前にだけ増えたりはしません(実際のセールスは好調のようですが)。今まで「目には入っていたかもしれないけど見えていなかったもの」がきちんと見え始めただけなのです。

 みなさん、これと同じような経験をしたことはありませんか?車じゃなくても、時計でも、ベビーカーでも何でも良いんです。何かを買うために興味を持った途端、今までにもちゃんと街なかに存在していたはずものが急に目に入りだすことが。

 脳科学の世界では、人間の脳は五感でインプットした情報の取捨選択を行い、重要と判断した情報は意識にあげ、重要ではないと判断した情報は意識にあげてくれないとされています。つまり何かに強い感心や興味を持つと、そのことに関する情報が優先的に意識にあがってくる、というわけなんです。

「できない」あるいは「難しい」と思っていると、脳は「できない」「難しい」を補完するような情報ばかり見つけて意識にあげてくるようになり、「やっぱりそうだ」という思い込みが強化されることになり、できるようになる情報や解決できる方法が例え目の前にあったとしても、それを認識することがなくなってしまいます(逆に「できる」と思うことでどうなるか、言うまでもありませんね)。

 日本には古来より「言霊」という考え方があります。言葉には、発した言葉通りの結果を現す不思議な力が宿っているとされていますが、ひょっとすると脳科学的にも正しいのかもしれませんね。

 自分の脳にどんな情報を届けるのか、それを選ぶのは他の誰でもない自分です。自分や会社、組織にとっての明るい未来の明確なイメージを持つことで、その明るい未来を実現するための情報がどんどん集まってくるでしょう。

 

兵庫支店長 増尾 倫能

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