4月、新卒の方々にとっては新たな門出を迎えた日となったことでしょう。私もクライアント2社様にお招きいただき、新入社員研修で新卒者への講和をさせていただきました。2社様ともに就業規則の説明をいたしまして、熱心に聴講いただいたことを大変嬉しく思います。
私が所属する福岡支店には新卒がいませんが、クライアント様の新入社員研修の度に新卒の方と接し、自身の新卒時代を思い返しては「ああだったな」「こうだったな」と、自身の振り返りに繋がっています。そして、気持ちを新たにして頑張ろうという気持ちにさせられます。
2019年に卒業を控える学生の皆様は就職活動真っ只中でしょう。この時期によく見られる「就職したい企業ランキング」、私も目にしました。私が目にしたものでは、就職先選定時に気になることの第一位は「給与額」でした。働きやすさや福利厚生は実際に働いてみないとわからないもの。数字として出てくる給与額が気になるというのは妥当な結果のような気がします。
就職したい業種の第一位は「公的機関」、安定しているというイメージが強いのでしょう。これも妥当な気がします。意外と言ったら失礼ですが、就職したい業種の第三位に「食品・農業」がランクインしていたことには驚きました。異業種進出でアグリビジネスを始められるクライアント様もいらっしゃいますが、若い方々にも農業人気が波及していることがうかがえました。
私が新卒で入社した会社の業種は、就職したい業種で第二位、就職したくない業種でも第二位でした。複雑な気持ちにさせられましたが、長時間労働や人員削減に関する報道がありましたので敬遠されているのでしょう。私が就職活動をしていた時代は花形業種の一つでもあっただけに、時代の流れを感じます。
時代の流れと言えば、就職に備えた活動の第一位が「インターンシップ」でした。私のときもインターンシップはありましたが、当時の第一位はきっと企業説明会でしょう。もう10数年前のことなので、本当に時代の流れを感じます。
労務管理にも時代の流れが及んでいます。今後の目玉は「働き方改革」、これは避けては通れません。労務管理の時代の流れに乗り遅れるわけにはいきませんから、新卒のようなフレッシュな気持ちで日々学んでいきたいと思います。
福岡支店長 木村 和人