新年明けましておめでとうございます。

 

 昨年は皆さんにとって、どのような一年だったでしょうか。今年も引き続き何卒宜しくお願い申し上げます。

 

 さて、2024年を迎えましたが、皆さんもご存知のように今年は干支でいう辰年です。

 

 干支というのは本来、「子・丑・寅・卯・辰…」の動物で表す十二支だけでなく、それに「甲・乙・丙…」などで表す十干を組み合わせた十干十二支の略となります。ですので、この二つを組み合わせたものが60通り存在し、それに当てはめてみると、今年は『甲辰(きのえたつ)』になります。

 

 この甲と辰の組み合わせはとても力強い組み合わせです。甲は十干の始まりにあたり、生命や物事の始まりを意味しています。また、辰は草木の芽生えや大きく育った樹木といった成長を感じさせる意味をもつようです。

 

 つまり、甲辰の年は陽気で積極的なエネルギーに満ち溢れ、新たなサイクルの始まりと創造性が融合する、そんな力強く魅力的な年といえます。

 

 そう考えてみると、個人においては、自らのポテンシャルを最大限に引き出し、独自の強みを活かして進化する絶好の機会です。これまで足踏みしていた新しい知識やスキルを身につけることが結果的に将来の投資となります。また、社会やビジネスにおいても、まだ発表されていないような新たなイノベーションや技術の進化が期待され、これまでにない分野での発展が予測されます。とはいえ、おそらく今年も成長が著しく見られるのは、デジタル分野ではないでしょうか。

 

 昨年は人工知能(AI)にまつわる大きな出来事が相次ぎ、特に生成AIというものが圧倒的な存在感を示した1年となりました。この凄まじい変化についていけた人、ついていけなかった人、様々だと思います。私は正直なところ、ついていけなかった人の部類に入りますが、今年もこの勢いは変わらず、激しさを増していく気がします。生成AIに頼りすぎると、考えるという行為そのものに影響がでてしまいますので、あくまでも補完するものと捉えて、今年1年関わりをもっていきます。

 

 協心としては、今年もチャレンジの年になっていくはずです。新しいものを取り入れ、それを軌道に乗せて運用していくという姿勢はこれまでとは変わりありませんが、天に向かって飛翔する龍の如く、上り調子で成長する1年になるよう、日々精進していきたいと思います。

 

大阪支店長 東 武志